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コアラの日記
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医師免許を持たない事務員らにレーザー脱毛の医療行為をさせていたとして、県警生活環境課と水戸、つくば中央の両署は17日、美容外科の実質経営者だった医師、稲吉浩司容疑者(44)=東京都品川区大崎5=を医師法違反(医師でない者の医業禁止)などの疑いで逮捕した。
 調べでは、稲吉容疑者は05年10月上旬~06年3月下旬、水戸、つくば両市内に開いた「秀聖美容外科」(既に閉鎖)で、水戸市在住の女性(当時27歳)ら男女計12人に対して、医師でない事務員ら8人に色素性疾患治療用レーザー装置で腕や脇などの脱毛行為をさせた疑い。稲吉容疑者は「手が足りなかった」と供述しているという。
 水戸保健所は06年6月、知事への届け出がないまま診療所が開設されているとして、医療法違反(診療所開設の届け出)の疑いで稲吉容疑者を水戸署に告発していた。
 稲吉容疑者は眼科医だった98年2月、診療報酬の不正請求による詐欺容疑で警視庁が逮捕。有罪が確定し、旧厚生省は00年4月に医業停止3年間の処分にしていた。06年12月には所得税約1億6400万円を脱税したとして所得税法違反の疑いで東京地検特捜部が在宅起訴している。【立上修、山本将克、原田啓之、山内真弓】
 ◇トラブル絶えず
 逮捕された稲吉容疑者が実質的に経営していた診療所はトラブルが絶えず、消費生活センターにも苦情が多数寄せられていた。
 ■争う声筒抜け
 JR水戸駅北口駅前のテナントビルに入っていた「秀聖美容外科」水戸院。06年4月ごろまで開業し、多くの患者でにぎわっていたという。
 同じビルのテナント従業員たちは、患者と診療所スタッフの言い争う様子を見ている。女性は「泣いて帰る女の人や顔がただれている人を見かけた」と振り返る。
 患者の苦情も絶えなかった。県や消費生活センターには「豊胸手術をしたが元に戻ってしまった」(20代女性)、「脱毛の8回コースを前払いしたが、半分しか利用できず現金が返ってこない」(30代女性)など04年以降、苦情や相談は少なくとも35件ある。稲吉容疑者をよく知るある医師は漏らす。「一度きりの客から思い切りふんだくる。歴史に残る悪質な医者だろう」
 ■大々的PR
 稲吉容疑者は水戸院を開業した04年初めごろから、地元タウン誌に広告を出していた。「柳瀬」姓を名乗って顔写真入りで登場。「信頼、安心、満足を得てもらうため、自ら術後のフォローまで担当している」とPRしていた。
 美辞麗句とは裏腹に、診療所では医療法違反が横行していた。水戸保健所などによると、水戸院の開設届は04年3月。翌年秋に自分名義でつくば市内に同つくば院を開設し、水戸院は別の医者に任せたことになっていた。しかし、稲吉容疑者は、福島県いわき市内の診療所と合わせて計3院を実質的に経営。同容疑者を含む3人の医者が巡回診療していた。
 昨年5月「無届けで診療をしている」との匿名電話に同保健所が動いた。立ち入り確認の職員に、稲吉容疑者は「医療行為はしてない」と言い張り、誓約書まで出した。しかし、翌月も医療行為は続いていた。

【毎日新聞より】

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