観測史上最も遠いクエーサー＝130億光年先で発見－オタワ大など

地球からうお座の方向に約130億光年離れたクエーサー（準恒星状天体）を、カナダ・オタワ大などの国際研究チームが18日までに発見し、同国の天文学会で発表した。クエーサーは、銀河の中心核にある巨大ブラックホールに周囲のガスが激しく落ち込み、明るく輝く現象で、今回見つかったのは観測史上最も遠い。
　このクエーサー「CFHQS　J2329－0301」は、日本のすばる望遠鏡と同じ米ハワイ島マウナケア山頂にあるカナダ・フランス・ハワイ望遠鏡（CFHT）による観測で見つかった。これまでに観測された最も遠いクエーサーより約200万光年遠い。中心のブラックホールの質量は、太陽の5億倍もあるとみられる。


【時事通信より】

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